叢


染土ふき取りテスト

新しい畳には白っぽい粉がついています。これが染土です。染土は畳表の原料であるイ草を刈り取った後、乾燥を助ける為につけられるものですが、畳として使用する前にはこの染土は拭き取らなければなりません。このコーナーでは国産畳表と中国産畳表を拭き較べる事で何が見えてくるのか実験してみました。






鮮やかなグリーンの中国産畳表(右)と少し茶っぽい国産畳表(左)どちらも新品です。
国産(左)と中国産畳表
両方とも染土が取れるまで乾拭きします。拭き取る時の感触は国産がサラサラでベビーパウダーのよう。一方中国産は拭き取りに抵抗感があり湿った小麦粉のようでかなり大量の染土がついている。(なかなか拭き取れない)
中国産の拭き取り作業中
国産は染土が取れると表面にツヤが出たが中国産は拭き取る前とは全く違う濃い緑色になった。
黄色のテープの位置まで乾拭き
拭き取ったタオルの色は、国産(左)が薄いグレーの天然染土の色に対し中国産(右)は緑色になった。染土に着色剤が混ざっている事がわかる。
拭き取ったタオルの比較

ここで使用した畳表はすべて当店で入手したものです。すべての畳表で同じ結果になるとは限りません。参考程度にご覧ください。




おまけ
畳表の中には、染土をまったく使わない物があります。この畳表は拭いても何もつかないのかテストしてみました

結果はこちら。





最後に

着色剤の使用は国産の場合減少していますが、一部の物には使われています。中国産の場合はほとんどの物が着色されています。着色剤の安全性や成分について私の知る限りでは公表されていません。着色した畳表は売り手にとってはメリットがありますが、使い手にとっては何のメリットもありません。畳替えの際はこの点を良く考えてご注文されるといいと思います。